この記事では天皇皇后陛下が御料車として使用されているトヨタ センチュリーにどのような装備がされているのかを深堀りしていきます。
駄菓子でもつまみながら見ていってください。
天皇陛下専用に改造されている
まずは車体の寸法や重量ですが、下記の表を見て分かる通り一般のセンチュリーよりも御料車に使用されているセンチュリー ロイヤルの方が全体的に大きく設計されており、大きい上に車体重量も900kg近くも重くなっている。
全 長 | 全 幅 | 全 高 | 車 両 重 量 | |
センチュリー ロイヤル | 6155 mm | 2050 mm | 1780 mm | 2920 kg |
センチュリー | 5335 mm | 1930 mm | 1505 mm | 2050 kg |
特別な装備に関して
外装に関しては
- 乗降がしやすいようにドアが観音開きになっている。
- 後部座席の窓が防弾仕様になっており通常より大きく設計されている。
窓が拡大されているのは、天皇、皇后、上皇、上皇后、皇族の姿がより明瞭に見えるようにするためである。
内装に関しては
- 天井は和紙、後部座席に毛織物、乗降ステップに御影石が使用されている。
- 後部座席からの乗降がしやすいように床面が可能な限り低く設計されていて、これは官内庁からの設計要求事項の1つである。
- 前席は革張り、後部座席は布になっており一般型のセンチュリーは前後でシートの素材を変えることはできない。
- 後席には伊勢神宮での天皇参拝時に使用する三種の神器を安置するための台座が設置できるようになっている。
ナンバープレートが付いてない
- 通常ナンバープレートが付いているところに『菊の紋章』が取り付けられています。
通常の車と同じで車検も税金もかかるので、これが御料車専用のナンバープレートになります。
御料車は1台だけではない!?
- 御料車は全部で4台で使用用途は以下の通りです
皇1(両陛下専用)
皇2(寝台車)
皇3、皇5(国賓送迎・防弾仕様)
4は縁起が良くない数字なので皇4はありません。
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